松山城南高校ラグビー部公式サイト

　各地で全国大会の予選が真っ盛りのこの頃、私は、放課後に中学校を回り来年度の新人獲得に奔走しているこの頃です。

　愛媛県松山市では、ラグビー部のある中学校は現在３校しかありません。それに松山市内の中学でスクールでプレイしていた生徒たちが合同チームを結成して活動しています。それを松山市内の８校の高校のラグビー部が争奪（言い方は悪いが）しています。　ですから、松山近辺の中学校を訪れて他競技の生徒さんたちへの声かけも欠かせません。

　最近思うことは、中学でのラグビーの知名度はかなり低いということです。　　何とかしてラグビーの知名度を上げてもっとラグビー人口を増やす方法はないかと思い巡らすのですが、それには、やはり愛媛県のラグビーが強くなることだと思います。

　愛媛県には、トップリーグやトップウェストに入るような企業チームやクラブチームはありません。したがって、高校ラグビーが一番メインになります。　　私が高校時代の愛媛は、新田高校の全盛期で全国大会善戦や高校日本代表にも選ばれたりする選手が多くいました。　しかし、ここ数年は全国大会の１回戦突破さへできずに苦労している状態が続いています。　　

　来週の月曜日は、愛媛県の決勝戦です。第１シードの三島高校と第２シードの松山聖陵高校との対戦、機動力とスピードのある三島と重量感のある聖陵は、どちらに軍配が上がるのでしょうか。

　どちらが勝っても、全国大会ではぜひとも愛媛復活をかけて頑張ってもらい、愛媛県のラグビー人口増加につなげてもらいたいです。（本当なら、城南がそういう立場になれればいいのですが・・・、今は我慢です。）

　さて、今日の本題ですが、先週の準決勝では新田高校と野村高校が敗れてしまいましたが、両校ともに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。お互い上位シード校にあと一歩のところまでくいさがり大変緊張感のあるゲームでした。残念ながら打ち破ることはできませんでしたが、両校の選手たちの魂がグランド中を飛びまくっていました。　　敬意を払いたいと思います。

　一方、他県の様子を見ると、大阪では常翔啓光、伏見工業など春から見たら花園確実と見られた学校が敗れています。奈良県でも、御所実業が終了間際に５０メートル近いＰＫを決めて抽選で花園の切符を手に入れたそうです。

番狂わせの少ないこのラグビーで、これだけのドラマを生みだすのは、やはり高校ラグビーだからだと思います。高校生の力というのは、良くも悪くもほんとにスゴイものだと感じました。

　最後の最後まで自分たちを信じ、仲間を信じ、あきらめずに粘ることが大切なんだ！

　改めて思い知らされました。　やはり必要なのは、スッポン魂なんですね。

　　高校ラグビー、何が起こるか分からない！

　大変長い間ご無沙汰して申し訳ありませんでした。　といっても待ちわびていた方がいるかどうかわかりませんが、自分の中で書き込みをする気持ちになかなかなれずに、ずるずると今日まで日にちが経ってしまいました。

　愛媛県の全国大会予選は、一昨日から始まりました。そして明日は、2回戦が行われます。　そんななか、松山城南高校ラグビー部は、トーナメント表に校名がありません。　　今年は、部員不足のため出場を辞退しなければならない状況に追い込まれてしまいました。

　現在の部員数は、３名です。　バスケットボールなら、後2名集めれば試合ができますがラグビーとなると・・・・。という感じです。

　しかし、今いる部員たちは、少ないながらも本当に一生懸命取り組んでくれています。　逆にこちらの頭が下がるほどです。ですから、早く部員を確保して試合をさせてあげたいと思います。　

人数が少ないと、非常にきめ細かく指導ができることを感じる毎日です。そして、その成長も日に日に感じられます。

　私が指導ほ始めてから18年目を迎えますが、最近年を追うごとに思うことがあります。　それは、部員たちの走り方です。　　部員たちも小中学校でいろんなスポーツを体験してきてはいるのですが、地に足がついていないというか上半身と下半身がばらばらというか、ランニングのバランスが悪いのです。　陸上の選手ではないので綺麗に走ることまで要求するわけではないですが、バランスの良い走り方や効率のよい走り方をすればいいのにと思うようになって来ました。

　そこで、最近の練習メニューの中に自分の経験や買ってきた本を見ながら、走り方の練習を始めました。そしたらどうでしょう！

たった３週間で５０メートルにしてコンマ３秒～５秒も短縮することができました。

　これは、自分でも「超」がつくほど驚きでした。　今まで何をしていたんでしょうか？　もっと早くから始めていたら良かったと思っています。

　やはり、ラグビーは走れないとどうにもなりません。今月のラグマガでもサニックスの藤井監督が「走ることが原点」と書いてましたが、私も同感です。　　走れた上で、コンタクトやキックなどのスキルが必要になります。

　これからも続けていって部員全員が５０メートル６秒台にできたら・・・と思っています。　

　そして部員獲得のためにも、自分自身が走り回らなければ！